昨日、中国国内では規模の最大な西漢壁画墓と称されている西安曲江池壁画墓が一般公開されま
した。
2008年11月、西安曲江翠竹園と言う住宅地の建設のことで、西安市文物保護考古所が緊急発掘
を行われ、西漢時期の墓が4個発掘されました。南に位置している2個の大型墓はスケールと葬式は
相当で、その中の一つは大型な壁画墓で、価値は極めて高いです。専門家により、この2個の墓は
家族墓だと推測しました。
中国古代に「事死如事生」と言う伝統的な葬式があり、その意味は死後も生前と同じように生活で
きるために墓室を飾ることです。この壁画の内容により、墓の主人は西漢晩期の高級貴族だと考えら
れます。この墓室の天井には雲気、星宿などで構成した天象図を描かれ、古代天文学研究には重要
な実物資料となります。墓室四週の壁には20個の異なっている人物図を描かれています。人物の身
なりから見れば、普通な人と地位の高い人二種類あります。これらの人物の高さは大体等身大であ
り、高さ2メートルのもあります。これは国内で発見された西漢時代の壁画墓には初めて現れたので
す。
専門家により、西漢壁画墓が非常に珍しく、今まで河南省では5個(洛陽に4個、鄭州に1
個)、関中地区では4個あります。洛陽地区の西漢壁画墓の内容はほとんど天象、神話などであ
り、関中地区の西漢壁画墓の内容は主に現実生活の場面と天象を反映し、洛陽地区のより内容が豊
富で、重要な価値を持っています。
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墓室の全景
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文物考古者は壁画に保護修復するところ
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壁画人物の色が鮮やかで、生き生きしている
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壁画人物の色が鮮やかで、生き生きしている
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参考資料:華商報