一年近くの修復を経て、兵馬俑博物館で1号坑より出土された秦国の青銅戟が修復されました。2200年余り前の木柄は新品のように修復され、鮮やかな色だけではなく、木の紋もはっきり見えるまでです。これは全国現存の最も完全、最も長い「戟」です。
1986年兵馬俑1号坑で発見されたこの戟は、輪郭と形状まではっきり見えましたが、周りの土と一体になった腐った状態でした。その時の石膏で補強してから取り上げる技術で修復するなら、また石膏を剥ぎ取るのは難しいだけでなく、木柄にもダメージを与えやすいです。 2007年から、専門家たちは「環十二アルキル炭素のケトン整体提出」という方法で修復しています。この修復の過程は非常に複雑ですので、1年間もかかりました。今回修復された戟に、「四年相邦呂不韋造寺工礱承我工可戟」などの文字もあり、秦の時代の歴史研究に大事な資料を提供しています。