河南省安陽市で発掘が進められていた商王朝時代の古墳から10日、祭器や杯、装飾品など多数の貴重な品が発見されました。 同市では去年11月に商王朝の宮殿と城壁跡が発掘されるなど、これまでにも王朝跡の発掘が進められていました。 商王朝は今から約3000年前に栄え、考古学的に実在が確認されている中国最古の王朝です。一般には殷王朝とも呼ばれています。安陽市にはその王朝の遺跡「殷墟」が残っています。 今回新たに発見された品は、約3200年前の貴族の古墳内に保管されていたものです。杯や銅剣、弓、祭器や装飾品にいたるまで保存状態がは極めて良く、歴史的に価値のある発見となりました。