2009年6月10日、上海市で建設中の「中国航海博物館」が、建物内部の最終仕上げの段階にはいりました。展示物の搬入がまもなく開始される予定で、09年末までには一般公開となる見込みです。同博物館には、文献の収蔵や航海関連の展示、科学教育の普及などの役割が期待されています。外観の一部が帆船をモチーフにデザインされた博物館は、同市浦東区滴水湖畔の臨港新城で建設が進んでいます。中国初の国家レベルの航海博物館で、敷地面積は2万4830平方メートル、延べ床面積は4万6434平方メートル。館内は内容別に大きく5つの建物に分かれており、計12の展示ブースが設けられるほか、プラネタリウム館や4D映画館、学術報告ホールなども併設しています。