この間河南省鄭州市内で巨大な女性像が制作され、話題になっているのです。
多くの人がこの像は中国革命の父、孫文の夫人の宋慶齢女史の像とみなしていますが、像の建造側である河南省省宋慶齢基金会の職員は「違う。黄河の娘の像だ」と述べたそうです。
「女性像」の所在地は鄭州市鄭東新区で、高さ24.15メートルと8階建てビルに相当する大きさの石像です。
宋慶齢基金会は2006年の設立しました。宋慶齢女史が手がけ、目標とした国際友好、世界平和の維持、台湾との交流、台湾との統一を目指す目的で設立され、公益活動や慈善活動を行っている組織です。
宋慶齢女史は上海に住む資産家、宋耀如氏の次女として1893年に生まれたのです。父親が孫文を全面支援していたことが縁で、1915年に日本で孫文と結婚しました。中華人民共和国成立後は国家副主席を務め1981年に亡くなる直前には中華人民共和国名誉主席の称号を与えられたのです。姉の宋靄齢、妹で蒋介石夫人の宋美齢とともに「宋氏三姉妹」などと言われるのです。
鄭州市は河南省の省都として、黄河の畔に位置しています。
其の他黄河の像というならば甘粛省蘭州市には黄河母親像があり、著名な観光地となっています。