大地震が大雁塔内部の壁の一部を剥ぎ落ちまし
て、煉瓦の表面に彫ってある昔の人の題字をも現しま
した。塔第三階西部屋北側の壁(写真参照)に、長
さ33センチ、高さ8センチの煉瓦に30文字、内容は唐
の時代の題字を見れて嬉しい気持ちという宋の時代の
文人題字が見つかられました。唐の時代、「雁塔題
名」と言う風習があり、当時の名士(科挙試験の優勝者をも)たち、李白、白楽天などがみんな
塔を登って、題字しました。これらの書道作品が宋の時代までまだ壁に書いてあり、塔を登るなら
見えるという状態でした。その後、元の時代から各代の修復により、塔内の壁が段々封じられてき
て、全く見えないようになりました。
今回宋の時代題字が発見されて、恐らく唐の時代の碑文もそのまま壁の中にあり、いつか白楽
天の直筆の字を見れるとみんな期待しています。