倦勤斎は乾隆花園の主な建築で、故宮内最豪華な宮殿です。倦は、人辺に巻くという字、勤は
勤勉の勤、斎は書斎という字。倦勤斎は、かつて皇帝の娯楽の場所でした。面積はわずか数
百平方メートルでそれほど大きくないですが、その壁と天井に描かれている絵は、ヨーロッパの
教会の壁画を模倣したもので、とても有名です。
11月10日まで、総投資300万ドル、五年もかけて、故宮博物館とアメリカ世界文物建築保護基金会
の合作で、倦勤斎の修復工事が竣工され、来年に制限的に開放する予定です。
マスタープランにより、倦勤斎の修復は乾隆花園10年の修復プロジェクトの第一部分です。乾隆花
園全体の修復と保護は四つの段階で行われ、2017年に完成する予定です。その時になると、観光客
は200年ぶり未公開の乾隆私人花園を見学できます。